2003/8 updated

魂を癒す苔盆栽

 我々の汚れた魂を癒してくれるのは、原初の力を持つ苔類だ。石油資源の消費の上に成り立つ私たちの生活。南米や東南アジアの木材資源を食い潰しながら優雅な生活をする日本人。法律さえ守っていれば自分は悪くないという、粗いロジックで自分自身を騙しながら暮らす善男善女。でも、人間の持てる能力、直感的な閃きや感性、深層意識はちゃんと解っている。自分自身の表層意識は騙せても、深い部分までは騙せない。特に、感受性が強く、今の欺瞞の生活に気づいてしまった人達は尚更だ。
 その様な中で、植、鉱、水、土の四つの要素(東洋に於いて宇宙構成要素と考える木火土金水---もくかどごんすいの五つの要素の内、“火”が無いだけだ)が、小さな空間に表現する苔の盆栽は、若い娘にも共感を与える様である。
 我々偽善者友の会としては、良き偽善者になるために“苔盆栽道”を提案する。山が崩れて何もなくなったところに一番最初に出てくるのは苔。岩の上にもコンクリートの上にも、その生命力を展開する原初の緑だ。其処には偽善も何もない。生きる生命力があるだけだ。
 その力は、人間共の汚れた魂を惹き付ける何かを持っている。近隣でも、山でも、何処にでも生えている苔。しかしながら、その環境に近いところのものが活着し易い。山から分けて頂いてきた苔を上手く根付かせて自分の魂を補修するのであれば、山の神も喜んで苔を地球からの使者として使わせてくれるかも知れない。自身の手で苔の盆栽を作ってコンピュータの脇に置き、ディジタル情報や有害電磁波成分で乱された都会者の魂を癒して貰おう。


 下の苔盆栽八点は友人の蕎麦屋のミーちゃんの作。わたしと二人であーだこーだと工夫した。アドバイザーはわたし。わたしじゃあ誰だか解らない。サイトの管理者である偽善者友の会会員三号。発泡ガラス推進協議会、パチェクン推進協議会所属。
 このページの苔盆栽の全てに基盤材として水を含む為の保水用として発泡ガラスを使用している。その発泡ガラスの中でも、遠赤外線を強く出す鉱石を一緒に焼き込んだものを使用すると、水が腐らず根腐れがしないとG青木氏が新しい技を教えてくれる。苔の場合は、根から水分を吸わないとされておるので、霧吹きで水分補給をするのが常だが、内部に水を含ませ、自然な蒸散に任せることが出来れば、ある程度は水遣りの手間が省ける。家を空けるときにはそういった方法を採れる方が便利だ。

器は黒御影石(福島産、浮金石)。どっしりとした重量感のあるもの。 こちらも同様だが、かなり深く削ってある。彫刻家の人に依頼して作って貰った。

こちらの器はインドネシア製テラコッタ。竹の手編みの網が巻いてある。
何れも、盆栽の景観に使用している石は、黒御影石、インド大理石、
98%結晶の珪石(99%だと水晶になってしまう)などを使用。

 

   

 

 

 

 

 

 

最新作の苔テラリウム
こちらは2003年5月末の東京ビッグサイトに於ける環境展に出展するもの。
発泡ガラスを擬岩骨材と、そして濾材に使用。
また底部と台地の上の二カ所に地下水流域を設定。
水の噴き出し用パイプは9本設置。
台地の木の下にも地下水流が流れていて、
かなり手の込んだ水循環システムになっている。
木の根の周りには、発泡ガラス、やしがら炭、赤玉土、けと土が入っている。
景観は分解メンテナンス可能。
水中ポンプやフィルターのメンテも容易。
発泡ガラスの濾材と砂利を通って下部の地下水流域に流れ込む。
底部に溜まった汚れもホースで吸い出しが可能。
まだ水草と生き物が入っていないが、環境展では黒メダカと
ヌマエビ、カワニナ、アカハライモリが入る予定。
黒メダカは大岩魚、アカハライモリはオオサンショウウオに
見立てて渓谷をイメイジをするのだ。エビとカワニナは???

題名:丹沢、檜洞丸の憂鬱。中川川東沢本棚沢上部尾根
この一帯は、標高千メートル以上でのブナの立ち枯れが有名だ

by 偽善者友の会会員三号